「人気があれば売れる」という誤解

「ブランドデザイン」科
「人気がある」という事を表す4タイプ

「メルマガ読者が多ければ儲かる」

「facebookの友達が多ければ儲かる」

「webサイトのアクセス数が多ければ儲かる」

・・・

 

というような事を言う人がおられます。

 

つまり「自分を多くの人に知ってもらう事」が「ブランド」の、そして「儲かる事」の条件なのだ、という事です。

 

個人的にそれを間違いだと言うつもりはありません。

ビジネスモデルによっては非常に重視すべきポイントでもあるのは事実ですし。

 

ただ間違いではないのですが、これを言う人の多くはその意味を「誤解」している事が多いのです。

 

実際に知人で

Aさん:メルマガ読者数が約4,000人

Bさん:メルマガ読者数が約20,000人

というお二方がおられます。

 

僕はお二方のとあるセミナーに出た事があるのですが、そのセミナーに限って言うならば、同様にメルマガで告知していたのにも関わらず、単価・出席数共に、Aさんの方が上回っていました。

(正確に言えば、Bさんはブログでも告知していました。Aさんはメルマガでの告知のみです)

 

ざっくりですがセミナーの売上を計算してみると、メルマガ読者数では5分の1程度の規模なのに、売上ベースで考えたら確実に5倍では済まないレベルでAさんが上回っているのです。

 

「数の多さ」というものは確かにひとつの指標です。

しかし、絶対的なものという訳でもありません。

 

逆に「数の多さ」というものを勘違いしてしまうと、上記の例のような事も起こり得ます。

 

今回は、この事についてお伝えします。

 

 

そもそも「人気がある」とはどういう事なのか?

個人的な見地ですが、

上でお伝えした「誤解」

それがこの

 

「人気がある」

 

という言葉に対する「誤解」にある。

そう僕は考えています。

 

そもそも「人気がある」とはどういう事なのでしょうか?

以前セミナーでお伝えしたのですが、僕のお伝えしている「ブランドの公式」には

 

「人気」というものには「ふたつの視点」がある

 

というものがあります。

 

下の図を見てみてください。

(パソコンをお使いの方は、クリックで大きな画像も見られます)

 

「人気」の法則

「人気がある」という事を示す4つのタイプ

 

一言で「人気がある/ない」と言っても、そこには「4つのタイプ」があります。

そしてこの4つを区分するポイントが

 

認知度(どれだけ多くの人に知られているか)

関心度(どれだけ強く印象づけられているか)

 

というふたつの視点です。

 

ちなみにこの「関心度」に関しては、

 

「ポジティブな関心度(好感)」

「ネガティブな関心度(嫌悪感)」

 

に分けられ、さらに

 

「一過性のもの」

「持続的なもの」

 

というものにも分けられます。

 

つまりただ単に「関心度が大きい」と言っても、それが

 

「好感」なのか「嫌悪感」なのか

また

「一過性のもの」なのか「持続的なもの」なのか

 

これらの違いで状況は変わってくるという事です。

 

これらの「関心度のレベル」についてはまた別の機会にお伝えするとして、今回は

 

「認知と関心」に関する4つのタイプ

 

について説明していきましょう。

 

 

4つのタイプ:A.Star(認知度・大/関心度・大)

多くの人が、強い関心を持っているという状態です。

関心度がポジティブであればそれはもうアイドルのようなもの。

皆が憧れ、愛されるスターとなります。

逆に、関心度がネガティブであれば世紀の大悪人となってしまう恐れもあります。

光が強い分、闇も強くなってしまうという事です。

政治家や芸能人のスキャンダルの影響などはそれを表すひとつの事例と言えるでしょう。

 

 

4つのタイプ:B.Paper Tiger(認知度・大/関心度・小)

「Paper Tiger」とは日本語で「張り子の虎」という意味を表します。

ここでは「中身が無い」という意味で僕は使っています。

つまり多くの人が「知ってはいる」けど「あまり興味は無い」という状態です。

メルマガ読者数が10万を超えるとある方が出版をしたら1万部もいかなかったという話を以前聞きましたが、それはまさにこの状態だからです。

 

 

4つのタイプ:C.Cool(認知度・小/関心度・大)

知っている人はさほど多くはない。けど強い関心を持たれている。

数は少ないけれど、熱狂的なファンがいる。

それがこの状態です。

「知る人ぞ知るブランド」というものがこれに当たりますし、悪い例で言うならばカルト教団などもこの部類に入ると言えるでしょう。

 

 

4つのタイプ:D.John Doe(認知度・小/関心度・小)

「ジョン・ドウ」とは日本語で言うならば「名無しの権兵衛」。

「誰も知らない人」という意味で僕は使っています。

つまり「知っている人も少なく、関心も低い」という状態です。

 

 

忘れてはいけない事

「人気の4タイプ」について説明しましたが、まとめると

 

「認知度」と「関心度」の二つの要素によって「人気」が作られる。

つまり

「人気」=「認知度」×「関心度」

である。

 

という事です。

 

そしてここで重要なのが

 

誰もが最初は「John Doe」である。

 

という事です。

 

今をときめくあの人も、その商品も、最初は誰にも知られていません。関心も持たれていません。

今や全国的に有名なAKB48も、一番最初の公演では観客が10人もいなかったというのは有名な話です。

興味どころか「誰も知らない」その状態から、認知度と関心度を「適切に」高めていく、それがブランディングというものです。

ブランディングを適切に行う事で、認知度と関心度が適切に高まり、その結果「人気」を得られる、という訳です。

 

では「適切に行う」とはどういう事なのか?

 

次回に僕の考えをお伝えしようと思います。

まずはこの4つの違いについて理解しておいてください。

 

 

阿部 龍太

 

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