人生を変えるタイムリミット 〜「いのちの言葉」〜

「ライフデザイン」科

偉大な先人達から学ぶ「いのちの言葉」

このコーナーについては「こちら」からどうぞ。

 

【新コーナー】偉大な先人達から学ぶ「いのちの言葉」 〜「情熱が持てない」というあなたへ 〜
「人の身体は、食べたものでできている」 とよく言われます。 間違いとは言いません。 でも僕は、これには100%同意できない。 「人はパンのみにて生くる者にあらず。 神の口から出る一つ一つの言...

 

さて、今回あなたにお伝えしたい「いのちの言葉」はこちらです。

 

「これからの人生で、今が一番若い」

(カトー)

 

古代ローマの学者カトー。

彼は80歳を過ぎてから、難解とされていたギリシャ語を学び始めました。

 

周りの人は言います。

「なぜその年になってから、そんな難しい事を学ぶのですか?」

それに対する答えがこの言葉です。

 

学ぶのは学生の時だけではありません。

生きている時すべてが学びの時であり、生きている時全てが成長の時なのです。

 

古代の賢人だけではありません。

現代にも、それを体現した素敵な方がおられます。

 

<米国>39歳でNFLチアに初合格 山口さん「遅すぎることはない」

 

NFL。

アメリカンフットボールの最高峰の場。

そこで選手を鼓舞し、観客を盛り上げるチアリーダーに合格した山口紗貴子さん。

女性の年齢を出すのは失礼かと思うのですが、彼女は大学からチアダンスを始め、卒業後は就職して仕事をしながらXリーグやイベントでチア活動を続け、35歳でNFLのチアリーダーに初挑戦し、今回39歳で合格しています。

 

彼女はこう言っています。

 

『諦めなければ願いはかなう。何かを始めるのに遅すぎることはない』と信じてやってきましたが、それが証明できてうれしい。

(記事より抜粋)

 

「何かを始めるのに遅すぎる事はない」

 

古代でも現代でも同じ事です。

 

しかし、言うのは簡単ですがそれを実現するのは簡単ではない。

それはカトーや山口さんのような人が非常に少ない事からも分かります。

 

実際に僕に相談してくれる人で

 

「●●したいけれど、今さらこの歳では難しい」

 

という人が少なくありません。

 

結婚、転職、独立、ダイエット・・・

確かに、歳によって難しい事があるのも事実です。

 

例えば30歳のサッカー選手は、いくら上手くてもU-20の大会に出る事はできません(オーバーエイジ枠があれば別ですが)

何でも頑張れば上手くいく、なんて事はありません。

 

でも、全てがそうである訳でもありません。

 

あなたが今何歳なのかは関係なく、何かやりたい事があるならば、今できる範囲でやってみればいい。

「●●したいけれど、今さらこの歳では難しい」

ともし言われたら、その●●が何であれ僕は上記のように答えますし、必要であればその「今できる範囲でできる事」を一緒に探します。

 

何をするにしても、それが絶対に無理となるタイムリミットは「死」です。

それまでは、つまり「生きている間」は、何かしらの事はできます。

100%は無理だとしても、1%しかできないとしても、何かはできます。

 

でも、まだ「生きている」のに「今の歳では無理」と諦めるというのは、ある意味自分で自分を「死んだ」と見なしているようなものです。

僕の乱暴かつ勝手極まりない意見ではありますが、それはあまりにも、もったいないと思うのです。

 

望んだ事の100%ができないとしても、その内の1%しかできないとしても、その1%に100%を込める。

それによって、あなたの人生は確実に変わります。

 

そして、そういった変化のチャンスは、いつも存在します。

人生は、いつからでも変えられます。

あなたが、それを願うのならば。

 

今日があなたの人生で、一番若い日です。

その日にあなたは何を考え、何をするのか。

それは、あなたの人生の主人公である、あなたが決めるべき事なのです。

 

どうせならば、楽しく充実した人生を送ってみてはいかがでしょうか。

そのための第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

今、この時から。

 

 

阿部 龍太

 

 

コメント