突然ですが
「斉藤一人さん」
という方を知っていますか?
僕は本でしか彼の事を知らないのですが、世に言う「高額納税者」とか「億万長者」と呼ばれる存在であり、そしてその独特な思考で有名な方なのだそうです。
今回、その彼の教えを学んでいるとある二人の男性から「億万長者になるコツ」を教えていただいたので、あなただけにこっそり(笑)お伝えしようと思います。
あなただけにこっそり教える(笑)億万長者になるコツ
斉藤さんが教える教えの中に
「地獄言葉を使わず、天国言葉を使いましょう」
というものがあるそうです。
地獄言葉、すなわちネガティブな言葉を使わず、天国言葉、すなわちポジティブな言葉を使いましょう、という事なのだそうな。
これを実践している方と出会えた事。
それが、今回のお話に繋がる訳です。
CさんとYさんという二人の男性。
彼らは斉藤さんのファンで、彼の教えを実践していました。
(ちなみに二人は全くの他人。多分会った事もないでしょう)
「天国言葉」を意識して使おうとしていたこのおふたり。
ただ、その結果が全然違っていまして。
そしてその違いを僕なりに調べてみた所、面白い事が判明した。
…というのが今日の話のざっくりとしたあらすじです。
さあ、あなたは億万長者の教え、知りたいですか?
知りたいですよね?(笑)
もったいぶらずにご紹介しますから、続きを読んでみてください。
二人とも、教えを守っていた…?
CさんとYさん。
斉藤さんの教えを守って「天国言葉」を使おうとしていたおふたりですが、その結果としての人生は全然違うものでした。
Yさんには顧客や協力者が集まり、事業の成長やご自身の成長に繋げられていた(確かにYさんは人柄がよく、人望がありました)
Cさんは特に変化があった訳ではない(別に転落してるという訳でもなく、特別良くなっている訳でもない)
二人とも斉藤さんの本を読み、天国言葉を実践している。
しかし二人の人生の変化のレベルは全然違う。
では何が違っていたのか?
それは、彼らの「天国言葉の理解度」にありました。
それが判明したのはたまたまYさんとご飯を食べてた時の事です。
ざっくり再現するとこんな感じでした。
阿部:
「Yさん、斎藤一人さん好きなんですよね?やっぱり億万長者とかになりたいんですか?」
Yさん:
「あはは(笑)確かになれたらいいなあって思いますねえ。でも僕が彼に興味を持っているのはそこじゃないんですよ」
阿部:
「なるほど。彼のどんな点に興味があるんですか?」
Yさん:
「”他者を喜ばせる”という事をとにかく考える、という点ですね。阿部さんもブログでよく書いているでしょう?同じ事ですよ」
阿部:
「あら、読んでくれてるんですか?ありがとうございます^^じゃあ、斉藤さんが提唱している”天国言葉”とかもそうなんですか?」
Yさん:
「もちろんです」
阿部:
「でも、天国言葉を使わなければいけない!って言って、使っていない人を否定する人とかいますよね?
個人的にその時点でもう地獄言葉って言うか地獄行動なんじゃないかなあって思うんですけど、それは僕が地獄の住人だから理解できてないだけなんでしょうか」
Yさん:
「ああ、それは多分ですけど、その方の理解が間違ってるんだと思います」
阿部:
「と言いますと?」
Yさん:
「天国言葉を使う本当の目的は
”相手に喜んでもらったり、相手を不快にさせないため”
なんです。
だから相手の話をきちんと聴かずに、ただ相手を否定してしまう時点でそれは天国言葉ではないんです」
阿部:
「なるほど…ちなみにさっきの僕の”地獄の住人”の質問スルーですか?」
Yさん:
「(笑)(笑)(笑)」
どうでしょう?
分かりますか?
天国言葉を使う「本当の目的」が違う。
それがYさんとCさんの違いの根底にあったものでした。
もうお分かりかもしれませんが、僕がここで例に出していた
「天国言葉を使わなければいけない!って言って、使っていない人を否定する人」
というのがCさんの事です。
つまりCさんは「本来の天国言葉(という表現が正しいのか…)」を使えていない。
だからCさんの周りにはあまり人が集まらない。
逆にYさんは「本来の天国言葉」を使っている。
だからYさんの周りには人が集まる。
「天国言葉を使う本当の目的は”相手に喜んでもらったり、相手を不快にさせないために使うという事」
これができているかどうか。
そういう観点で観れば、おふたりの状況の違いは当然の事ですよね。
別の言い方をするならば、僕がよく言っている
「正しい努力」
これを、Yさんはやれていて、Cさんはやれていない。
二人の根底にはそういう違いがあったという事になります。
だから成果にも違いが出る。
何の不思議もありません。
もちろん「天国言葉」だけではなく、YさんもCさんも他に色々な努力をされているはずです。
「天国言葉の違い」はあくまでも一例に過ぎません。
しかし何をするにしても「正しい努力」ができるかどうかで、結果は全く変わってきます。
恐らくYさんは「天国言葉」以外の部分でも「正しい努力」に近づけており、逆にCさんは「正しくない努力」をしているのではないか。
彼らの言動を見ている限り、あくまでも個人的な感覚ですがそのように感じるのです。
その技は何のため?
このYさんとCさんの例のように、目的をはき違えた結果、その手段の効果が出ないばかりか悪い方向に転がり落ちてしまうというという事例はこの世界にたっぷり存在しています。
例1:特ダネを発表するため、嘘のニュースをでっちあげる
例2:コスト削減のため、材料の質をこっそり落として今まで通り販売する
例3:好きな人に振り向いてもらうため、毎日メールを100件送りつけ、10分おきに電話する
例1は「捏造」、例2は「偽装」、例3は「ストーカー」です。
これらは「誰かを傷つけ、踏みつけている」という理由で、すべて誤った手段です。
でも、こういう事をしている企業や個人が少なくない。
そういう現状があったりする訳です。
僕がクライアントさんのサポートをする時にほぼ全員にする質問の一つに
その商売をして、あなたは胸を張って生きていけますか?
あなたの大切な人に対して、そしてあなた自身に対して、胸を張って生きていけますか?
というものがあります。
この質問を元にして、クライアントさんの商売や人生をより豊かになれるようデザインしていくのですが、そもそも論として
大切な人に、そして自分自身に対して恥じるような事をして、誰が喜ぶのでしょうか?
仮にそれで億万長者になっても、人生本当に豊かになれるのでしょうか?
というように個人的に疑問を感じるのです。
億万長者になった事が無いので断言はできませんが、過去のクライアントさんやその周りの人達の様子を見てきた限りでは「NO」と言えます。
僕の言う
「正しい努力」
この第一歩として必要なのは
「正しい思考」
というものです。
そしてこの「正しい思考」は
「正しい感情」
と対をなしています。
「正しい思考」と「正しい感情」
何をもって「正しい」と言えるのか。
その判断基準は単純で
「自分と他人、双方が喜べるか」
というこれもまた僕が何度もここでお伝えしている事です。
いや、別に喜べなくても億万長者になる事は不可能ではないと思います。
自分だけが喜べる方法で(億万長者とは言えないけれど)儲けている人を何人か知っていますから。
でも、本当にそれが、あなたの望んでいる事なのか。
是非それを考えてほしい。
その上で、他人を傷つけ、踏みつけて、自分だけが豊かになる道を本当に望んでいるのであれば、その道を歩んだらいいと思います。
でも、そうでないのであれば、別の道を歩むべきです。
あなたが本当に望む道を。
「方法や技」はとても大切なものです。
でも、それを「使う人」によって、同じ方法や技から得られるものは全く変わってきます。
何のために使うのか。
誰のために使うのか。
それを意識した上で使うのか、意識しないで使うのか。
あなたはどちらを選びますか?
阿部 龍太
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