3,000人が教えてくれた「あなたの問題が解決しない4つの理由」

「ライフデザイン」科

「●●で困っている」

 

「xxxを解決したい」

 

これまで10年以上、色々な分野の色々な方から、色々な相談を伺ってきました。

 

「商売で売上を上げたい」

「部下(上司・家族)との関係を改善したい」

「新しく導入したシステムが上手く使えない」

 

色々な分野の色々な方から、色々な相談を伺ってきました。

10年以上前から、約3000人以上。

その方々との対話の中で

 

「問題が解決しない人」に共通する「4つの理由」

 

というものを教えていただきましたので、ここでシェアしようと思います。

 

 

「あなたの問題が解決しない4つの理由」

それは

 

1.基礎不足

 

2.質の不足

 

3.量の不足

 

4.認識不足

 

というものです。

ひとつずつ説明しましょう。

 

 

問題が解決しない理由その1.基礎不足

「基礎」の不足。

ここで言う「基礎」とは「基盤となる知識や情報や能力」を指します。

「知識や情報は要らない」という人もいますし、頭でっかちになって動けなくなってしまっては元も子もないのは事実です。

ただ「知っておかなければいけない事」は知っておくべきだと僕は考えています。

 

例えば、プロのサッカー選手になりたければ、まずサッカーのルールを知っておかなければお話にもなりません。

また、スタミナが無かったりドリブルやパスやシュートといった基礎技術が低くてもプロになるのは100%不可能です。

それらがあった上で、さらに+αが求められる。それがプロのサッカー選手になるために必要な事でしょう(サッカーに限らず全てのスポーツに言えるのでしょうけど)

 

商売で言うならば、例えば自分の扱う商品に関する知識を持っておくとか。

webサイトであれば、情報デザインの質を高めるとか。

こういった事も商売における「基礎」となるものですよね。

 

何かの問題を解決しようとした時、多くの場合その解決に繋がる「基礎」となるものが存在します。

知らなければ絶対に解決しない、とは言いませんが、知っておく事で解決の可能性は大きく変わります。

 

基礎を大切にしてくださいね。

 

 

問題が解決しない理由その2.質の不足

これは僕が過去の色々な記事でお伝えしている

 

「正しい努力」

 

というものです。

 

いくら努力していても、その方向性が間違っていたら、望む場所にはたどり着けません。

東京駅にいる人が、札幌に行こうとして、京都行きの新幹線に乗るようなもの。

どう考えても辿り着けません。

 

喩えるならば

西村京太郎サスペンスの電車トリックでも不可能な完全犯罪(犯罪ではないけど)

または

トム・クルーズでも不可能なくらいのミッション・インポッシブルです。

 

「正しくない努力に意味が無い」とは言いません。

人生の中で、いつか糧となる時はあるかもしれませんから。

 

ただ「正しくない努力」では、その時に得たい成果を得る事は難しい。

そして、そうなってしまった時に

 

頑張っているのに上手くいかないと誰かを責めてしまい、得たいものを諦めてしまう。

こうなってしまうのは悲しいと思うのです。

これについては今までも、そしてこれからも色々な観点でお伝えしていきますので、よければ参考にしてください。

 

 

問題が解決しない理由その3.量の不足

これは単純に「行動量の不足」というものです。

 

一歩進んでダメなら二歩進めばいい。

二歩進んでダメなら三歩進めばいい。

2の「努力の質」、つまり方向が正しければ、少しずつでも前に進んでいけばいつかは辿り着けます。

 

東京駅にいる人が、札幌に行こうとして、新幹線や飛行機ではなく、在来線を選択したとしたらどうでしょうか。

時間はかかりますが乗っていれば必ず着きますよね。

逆に、新幹線や飛行機に乗ったとしても、京都行きの新幹線や、ニューヨーク行きの飛行機に乗ってしまった場合は、いつになっても絶対に札幌には着きません。

 

これはもう単純です。

やり続ければいい。

 

大丈夫。このレベルの不足なら、ゴールまで後少しです。

 

 

問題が解決しない理由その4.認識不足

「認識不足」

何の認識なのか?

これは「目の前の問題は何なのか?」という「問題認識」です。

 

ここで言う「認識不足」とは

 

「目の前にある問題が何なのか、が分かっていない」

 

というある種のそもそも論です。

 

あくまでも僕の個人的な体感ですが、これが不足している人が一番多いと感じています。

 

例えば

「売上が上がらない」

という人がいたとする。

 

でも、それは「問題」ではありません。

「問題」ではなく、目の前で起こっている「現象」つまり「出来事」です。

 

「売上が上がらない」という「出来事」が起こってしまう。

そこには、どんな「問題」があるのか?

 

これを考える必要がある訳です。

 

やみくもに

「売上が上がらない。だったら●●●しよう」

となってしまうのは、問題解決に繋がるどころか、問題悪化に繋がる事すらあるのです。

 

その「問題」が何なのか、という「問題認識」

それがきちんとできていないと、何をしても、どう頑張っても、得たいものを得る事は(不可能とは言わないですが)難しいでしょう。

 

以前、こんな記事を書きました。

 

世界最強のあのチームから中小企業まで…偉大な師匠の「躍進の法則」 〜「いのちの言葉」〜
偉大な先人達から学ぶ「いのちの言葉」 このコーナーについては「こちら」からどうぞ。 さて、今回あなたにお伝えしたい「いのちの言葉」はこちらです。 小さなことからコツコツと (西川きよし師匠...

 

この記事の中に

「ラジオ体操を1ヶ月続けただけで見込み客が1.7倍増えた」

という話があります。

 

この社長さんはそれまで色々なマーケティングを学んでいました。

でも特に成果に繋がっていなかった。

彼は「マーケティングが弱い」という点を「問題」だと認識していました。

だから色々なマーケティングのセミナーや塾に通っていた訳です。

 

でも実は、「マーケティング」ではなく、別の所に問題があった。

彼の「問題認識」がズレていたという訳です。

 

だから、マーケティングを学んでいても、それが売上に反映されなかった。

本当にやるべき事をやっていなかったから結果が出なかった。

当たり前の話なのです。

 

このように「問題認識」がズレてしまうと、それによって努力の「質」つまり方向がズレてしまい、その結果いくら頑張っても、空回りしてしまう事になってしまいます。

 

「天気に文句を言う」

とか

「他人を変えようとする」

のも同じようなものです。

 

時間は有限です。

だから、自分がやるべき事が何なのかを見極め、それに集中する。

 

それこそが、あなたの問題の解決や、願望の達成に近づく王道です。

是非、その道を歩んでください。

 

 

「問題がある事」は「問題」ではない。

「問題」が起こった時、多くの人は感情的になって、怒りや哀しみを感じたりしがちです。

それを否定するつもりはありません。にんげんだもの。

 

でも、感情的になるだけでは、状況は何も変わりません。

状況を変える、その問題を解決するためには「何かを変える」必要があります。

そして、何を変えるのかを「考える」必要があります。

 

「問題」の質にもよるとは思うのですが、僕は基本的に

 

「問題がある事」は「問題」ではない。

 

と考えています。

 

本当の問題は、その問題をそのままにし、何も変えない事。

そしてそのまま、望まない方向に進んでしまう事。

 

それこそが本当の「問題」に繋がってしまうのではないかと思うのです。

 

何かを失敗してしまった。

何かのトラブルが発生してしまった。

 

ならばあなたは、どうしたい?

そしてそのために、何を変える?

 

それを考え、小さな所から変えていく。

それが「問題解決」に繋がる。

そして今が、より善いものになる。

 

そういう意味で「問題」とは

 

「自分や周りをより善くするためのステップ」

 

とも考えられるのではないでしょうか。

 

もし今、あなたの目の前に、何かしらの「問題」があるのなら、よければこの4つの要素について考えてみてください。

いや、もっと言うのなら、まずはこれを考えてみてください。

 

「自分は、どうしたいのか?」

 

と。

 

あなたの「問題」が、あなたの飛躍のステップになりますように。

 

 

阿部 龍太

 

 

 

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