「お店をやりたい」という「病気」を治す方法

「ブランドデザイン」科

「私、お店をやりたいんです。でも資金が足りなくて・・・」

 

という話を何人かの人から聞いた事があります。

 

「お店をやりたい」

素敵な夢じゃないですか。どんなお店なんでしょう。

率直に言って心から応援します。

 

でも、問題なのは後半部分です。

 

「資金が足りない(だからお店を出せない)」

そうなんですか。なるほど。

率直に言って、あなたは病気に冒されています。

 

名付けて

 

「お金がないからできない病」

(そのまんま・笑)

 

今日はこの「病」を治す第一歩となる「薬」を処方しましょう。

それほど待たせませんので、待合室で読みながらお待ちください(笑)

 

 

「病気」なんかぶっとばせ!

「お店をやりたい。でも資金がなくてできない」

先ほどもお伝えしたように、これは「病気」であり、そのせいであなたはお店ができない訳です。

 

「お金がない」せいでお店ができないのではありません。

この「病気」のせいでお店ができないのです。

まずこの事を理解してください。

 

で、この病気の原因が何なのか、という話なのですが、僕のブログを読んでくださっているあなたなら何となく分かっているのではないでしょうか。

 

そうです。

簡潔に言うのであれば

 

「無知さ」

「無気力さ」

 

がこの病気の主な原因です。

ひとつずつ見てみましょう。

 

 

病気の原因1.無知さ

「お金がないからお店ができない」

というのは、言い換えれば

 

「お金がなくてもお店ができる方法」を知らない

 

とも言える訳です。

 

ところが実際は、お金を持っていなくてもお店を出す方法はありますし、そもそも店舗がなくても商売を成功させる方法もあります。

もちろんお店の種類にもよりますので、全てのお店に当てはまるとは言いません。

でもインターネットを活用したり、地域の繋がりを活用したりすれば、多くの場合、不可能ではありません。

 

なのにそういう

 

「可能性がある」

 

という事を知らない。

 

その「無知さ」が第一の原因です。

 

でもこれは仕方ない。

 

知らないものは知らないのですから、仕方ない。

あまり気にしなくていいと思います。

知らないのであれば、今から知ればいいのですから。

 

問題はもうひとつの原因なのです。

 

 

病気の原因2.無気力さ

「お金がないからお店ができない」

というのは、言い換えれば

 

「お金がなくてもお店ができる方法」を探そうとしない

 

とも言える訳です。

 

今の時代、情報はあらゆる所から手に入ります。

本やテレビ、インターネット、そして人…

質はともかく、何の手がかりも手に入らないという事の方が少ないでしょう。

そして何かひとつ手に入れれば、それを元に「考える」事で、情報の量を広げ、質を深める事も可能です。

 

なのにそういう

 

「可能性を追求する」

 

という事をしようとしない。

 

その「無気力さ」が第二の原因です。

 

 

厳しい言い方かもしれませんが、夢が実現できない事の理由の多くは

 

「何かの原因で叶わない」

 

のではありません。

 

夢が実現できない事の理由の多くは

 

「あなた自身が叶えない」

 

のです。

 

夢があなたから遠ざかるのではありません。

 

あなたが夢から遠ざかっているのです。

 

もちろん「すぐに夢が叶う」なんて事は言いません。

頑張ったから夢が叶うなんて事は有り得ません。

頑張っても夢が叶わない事もある。

 

でも「絶対に叶わない」とも言えません。

「何をしても絶対に何も叶わない」なんて事もありません。

 

ほんの少しでいい。知ってください。

ほんの少しでいい。考えてください。

ほんの少しでいい。動いてください。

 

叶えたい夢があるのならば。

 

 

「健康」であるという事

僕が最近よく行っている、とあるパン屋さんがあります。

そのお店の店長さんは独立するまでに

 

1.パン屋で修行を3年。

2.その後3年独学(自宅でパンを焼き続ける)

3.ご家族がやっているカフェで7年パンを販売。

 

という流れを経ているのだそうです。

3はまあ、独立していないもののお店をやっているという訳で外すとしても、それまでに6年修行を続けていた訳です。

 

そのお陰で今は、開店30分で売り切れるパンが出るくらいの人気店になっています。

(大袈裟な話ではありません。実際に僕、開店25分後に行ってお目当てのクリームパンが売り切れていた事があります。しかも3回連続です)

 

今、お金がないからお店が出せない。

ならば、その「今」の状態で、できる事、すべき事をする。

店長さんが13年やってきた事は、そういう事だと思うのです。

 

今何が成されるべきかをきちんと見極め、そして、それを積み重ねていく。

 

あなたにとって、それが何なのかは僕には分かりません。

その人の、その時の状況で違ってきますから。

 

本を読む事なのか、

ネットを検索する事なのか、

人に話を聞く事なのか、

 

どんな事であっても、その「今」の状態で、できる事、すべき事をする。

それが「病気」を吹き飛ばして「健康」になるための方法です。

 

僕がこのブログで何度も何度も言っている

 

「正しい努力」

 

結局それが、夢に近づく一番確実な方法だったりします。

 

このパン屋さんは、独立まで13年かかっています。

でもその13年の間に積み上げたものが今、お店の土台となって、今の繁盛を支えているのです。

店長さんが(悪い意味で)変わらなければ、お店の繁盛も変わらず続くでしょう。

 

 

あのパン屋さんは特別なのか?

そういう話をすると必ず

「あのお店は特別なんだ。自分とは違う」

と言う人がいます。

 

それは本当でしょうか?

僕は違うと思っています。

 

あのお店の店長さんは特別な人ではありません。

とても素敵な人ですが、特別な人ではありません。

 

あのお店も特別なお店ではありません。

とても素敵なお店ですが、特別なお店ではありません。

 

ただ、店長さんは恐らく、その時のやるべき事を丁寧にやってきただけです。

 

でも多くの人がそれができない。

それは何故なのでしょうか?

 

なぜあのお店の店長さんにできて、多くの人にできないのか。

 

それは、

 

自分を信じていたかどうか

 

だというのが僕の意見です。

 

ちなみに、ここで僕が言う

「自分を信じる」

という事は

 

「自分はできる。成功する」というような、薄っぺらい「虚勢」

 

ではありません。

 

「自分を信じる」

という事は、そんな薄っぺらいものではありません。

 

この話はとても重要で、かつ長くなる(笑)ので、別の機会にきちんとお伝えしようと思います。

 

今回はこの「病」に罹らないよう、罹ってしまっている人はその「病」吹っ飛ばせるように、お気をつけ下さい。

あなたの夢の実現に、少しでも近づけますように。

 

 

阿部 龍太

 

 

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