だからあの人は嫌われ、だからあの人は愛される。〜ファン作りのポイント(まとめ)〜

「ブランドデザイン」科

さて、既に3回続いていた

 

「ファン作り」の3つのポイント

 

いかがでしたか?

 

もしまだ見ていないのであれば、よろしければこちらからどうぞ。

 

その1

「ファン作り」で失敗する人は、ここが抜けている事が多い。
「ビジネスで成功するためには、あなたのファンを作る事が重要です!」 …なんて事が、巷では良く言われています。 これ、あなたはどう思いますか? ちなみに僕は個人的には賛成です。 「ブランド」をデ...

 

その2

より強い「ファン」の力を得るために。〜ファン作りのポイント(その2)〜
商売で成功するために、今の時代に非常に重要と言えるであろう 「ファン作り」 このファン作りにおける「3つのパターン」 前回はその1つめについて、お伝えしました。 今回はその続き...

 

その3

だって結局、商売ってこういうものでしょう? 〜ファン作りのポイント(その3)〜
商売で成功するために、今の時代に非常に重要と言えるであろう 「ファン作り」 このファン作りにおける「3つのパターン」 前回はその2つめについて、お伝えしました。 第1回 ...

 

「商品」のファン

「企業やお店」のファン

「人」のファン

 

という3つについてお伝えした訳ですが、今回は全体のまとめとなるものをお伝えしようと思います。

ポイントは3つ。

あなたのファン作りのお役に立てれば幸いです。

 

 

何故好かれるか?なぜ嫌われるか?

なぜ、あの商品やあの企業やあの人は嫌われるのでしょうか?

 

なぜ、あの商品やあの企業やあの人は好かれるのでしょうか?

 

なぜ、同じ商品や同じ企業や同じ人なのに、嫌う人と好きになる人がいるのでしょうか?

 

一言でまとめるならば

 

自分の価値観に合うか否か

 

でそれは決まります。

 

例えば、今の自民党政権。

「お前達が国をダメにしているんだ」

と蛇蝎の如く嫌う人もいれば、

「今、この国を守れるのはあなた達しかいない」

と応援する人もいる。

 

同じニュースを見たり、同じ新聞を読んだりしているのにも関わらず、評価が違ってくる。

 

それは、評価する人の心の中にある

 

「価値観」

 

というもので決まる訳です。

 

別の例を出すならば、ISだってそうです。

(ちなみに「イスラム国」と呼ぶのは多くの善良なイスラム教徒の方に失礼なので止めましょう)

 

僕を含めた多くの人からしたら、彼らはただのテロリスト。

応援する訳がありません。

 

なぜか?

それは僕を含めた多くの人の価値観と、彼らの価値観が合わないからです。

 

自分たちの主張を通すために、何の関係も無い人を無差別に傷つける。

そういう事を是とする価値観を持っていないからです。

 

しかし、そんなテロリスト集団ですら、応援する人がいる。

それは、彼らの言動を是とする価値観を持つ人がいるからです。

 

つまり、あなたが何を提供しても、どんな事をしても、数の変動はあれど、応援してくれる人もいれば、そうではない人もいる訳です。

ならば、あなたはどうするか?

 

拒否されるかもしれないけれど、自分の思いを貫くか?

認めてもらうために、相手に迎合するか?

 

個人的には、相手に迎合する事はお勧めしません。

それは、短期的に見れば売上を作る事ができるかもしれませんが、長期的に見ればマイナスでしかないからです。

 

 

「嫌われる勇気」〜誰かに嫌われる事は・・・〜

相手に迎合するという事は、ある意味「自分を偽る」という事です。

そして「自分を偽る」という事は、長い目で見た時に必ず「歪み」を生み出します。

 

ブラック企業で無理して働いていたら、身体や心を壊してしまいますよね?

あれと同じ事です。

 

ブラック企業は、経営者だけが幸せになれるある種のビジネスモデル(とも呼びたくない醜悪なものですが)です。

しかし自分自身がブラックになって、自分を無理させてしまっては、誰も幸せになれません。

 

お客様に支持されるために、自分を偽っても、瞬間風速としての売上は上がるでしょう。

しかし、あくまでも「瞬間」です。

それは「ブランド」ではなく「ブーム」というもの。

「ブーム」が去った後は、もう悲惨なものです。

 

ちなみに、地方創生や町おこしと呼ばれるものが累々たる失敗例ばかりを生み出しているのも、こういう観点を持ってしまっている事が一つの原因だと思っています。

 

僕は、クライアントさんにはそうなって欲しくない。

だからこそ、相手に迎合するという事には反対しています。

 

少し前に

 

「嫌われる勇気」

 

という本がブームになりましたが、まさにこの「勇気」を持ってもらいたい。

 

全ての人を幸せにする事は不可能だ、とは言いませんが、非常に困難な事でもあります。

現在世界で最もファンが多いのはキリスト教(約20億人超)ですが、彼らですら全ての人をファンにできている訳ではないのです。

 

であればまずは、

 

あなたが幸せにしたい人

 

あなたが幸せにできる人

 

そういう人を、幸せにするべきです。

そういう人に、あなたのお客様になってもらうべきです。

 

結婚している方や、恋人がいる方なら分かると思うのですが、誰でもいいから結婚したい、とか誰でもいいから恋人になってもらいたいとか、まさかそんな事思っていないですよね?(笑)

 

「この人だから結婚したい(お付き合いしたい)」

 

そう思って、結婚したり、お付き合いしていると思うのです。

 

であれば、お客様に対しても、同じように考えればいい。

それが僕の意見です。

 

この記事で

 

共感される事と尊敬される事の双方を目指そう。

という話をしています。

 

ファンが集まるブランドが持つ「信用の法則」
.wp-caption img { width:100% !important;} 「ブランドをきちんと構築するためには信用が命。 そして、信用を得るためには「価値」を提供する事が大切だ。 以前の記事でそんな...

 

ただこれは「あなた自身」に限った話ではありません。

 

あなたが共感できる人、あなたが尊敬できる人をまずは応援する。

そういう視点もある訳です。

 

「相手に好かれたい」

 

そういう気持ちがあるのは理解できます。

 

でも、そうではない。

 

「相手を愛している」

 

という気持ちを持つべきです。

 

「あなたに好かれたいから●●をします」

 

という

 

「見返りを求める意識」

 

ではなく

 

「あなたを愛しているから、あなたを応援したいから●●します」

 

という

 

「見返りを求めず、ただ与える意識」

 

を持つべきだというのが僕の意見です。

 

そして、そういう意識で相手に接するからこそ、相手から多くのものが還ってくる。

それはもう僕が言うまでもなく、多くの人が証明してくれていますよね。

 

以上、これが僕の考える、あなたの商売を大きく、そして長く成長させられる

 

「ファン作り」

 

のポイントです。

 

あなたの商売に、素敵なファンができる事を祈っています。

全4回、最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました!

 

 

阿部 龍太

 

 

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