「私には夢がありません」
「自分のやりたい事がわかりません」
そんな風な悩みを持っている人が少なくないようです。
とは言え、僕も過去そうでしたので、悩んでしまうのも分かります。
では、そんな人はどうしたらいいのか?
今日はその事についてお伝えしましょう。
名付けて
やりたい事がわからない人のための「好きな事を見つける5ステップ」
あなたの参考になれば幸いです。
ステップ0.準備
まず書くものを準備して下さい。
・ノート
・ペン(何色かあるとベター)
・付箋(何色かあるとベター)
パソコンとかスマホでもいいけれど、こういうアナログなツールの方が個人的には色々な事に気付けて面白いと思います。
ステップ1.あなたの「好き」を掘り起こそう。
夢とかやりたい事がなくても、何か好きな事はあるでしょう?
好きな本、
好きな漫画、
好きな映画、
好きなゲーム、
好きなテレビ番組
好きな場所、
好きな車、
好きなバイク、
好きなお店、
好きなスポーツ
好きな食べ物
好きな人
好きな芸能人
好きなスポーツ選手
好きな過去の偉人
・・・
何でもOKです。
あなたの好きなもの。
それをまず書き出してみて下さい。
ステップ2.あなたの「好き」を掘り下げよう。
ステップ1で「好きなもの」を書き出したら、次は
その「好きなもの」の中でも「特に好きなもの」を明確にする
事に取り組んでみて下さい。
例えば
「映画ターミネーター2が好き」
と出たとします。
そうしたら次は
その映画の中のどのシーンが特に好きなのか。
どのキャラクターのどんなシチュエーションでの、どんなセリフが好きなのか。
こんな風に、あなたの好きなものの具体的にどこが好きなのかを明確にするという事です。
例えば
サラ・コナー(リンダ・ハミルトン)の最後のモノローグが特に好き。
ターミネーター(A・シュワルツェネッガー)が最後にジョン・コナー(エドワード・ファーロング)に伝えたセリフが特に好き。
といったように。
動画の中から静止画を1枚取り出すようなイメージです。
あなたの好きなものをとことん掘り下げてみて下さい。
ステップ3.あなたの「好き」の奥底にあるものに気付こう。
「好きなもの」を掘り下げたら、次は
・なぜそれが好きなのか?
・何がそれを好きにさせているのか?
について、つまり
「それが好きな理由」
について考えてみて下さい。
例えば、僕はラグビーが好きなのですが、その「好き」には僕なりの明確な理由がある訳です。
ラグビーって、試合後に両チームのサポーターが、互いの健闘を讃え合って一緒にバーで乾杯する。それが可能なスポーツなんですよ。
2015年のワールドカップの南ア戦の後もそうでした。
日本に負けた直後、何人もの南アサポーターが日本のサポーターをハグしたり、握手を求めたりして、健闘を称えてくれたんです。
これ、個人的には結構衝撃的なシーンでした。
負けた直後、しかも負けた相手は日本。
南アからしたら格下中の格下です。
悔しくない訳がありません。
なのに彼らはそんな状況でありながら、日本代表の健闘を讃え、日本のサポーター達を讃えてくれた。
そんなメジャースポーツ、僕はラグビーしか知りません。
ラグビーというスポーツが持つ「精神性の高さ」
結果に縛られず、内容の良さを讃える気持ち
たとえ敵であっても素晴らしい部分があれば素直にそれを讃える潔さ
どのチームを応援していたとしても、試合が終わった後は「ただのラグビー好きの仲間」として語り合える文化
これらが、僕がラグビーを好きな「理由」です。
このように、あなたの「好きなもの」にも、その「理由」があるはずです。
それをできるだけ明確にして下さい。
ステップ4.あなたの「好き」を組み合わせよう。
ステップ2で「好きな理由」を出せたら、今度はそれらを並べ、そして組み合わせてください。
例えば
好きなもの1:ラグビー
理由1:相手の良い所を讃える精神性
理由2:自分よりも大きくて強い敵選手に向かって行く勇敢さ
好きなもの2:漫画「ジョジョの奇妙な冒険」
理由1:人間の持つ可能性を開花させる「人間讃歌」
理由2:「覚悟」を持つ事の素晴らしさ
好きな人3:イビチャ・オシム
理由1:広い視点と深い分析力
理由2:豊富なユーモアセンス
こんな風に出たとしましょう。
ここで出ている「理由」が、その人の「大切にしている(避けたい)価値観」を表します。
それらを組み合わせて、自分なりの「価値観」を作る。
これがステップ5です。
上記を元にまとめるならば、例えば
「相手の良い所を讃え、人の成長をユーモアを持って応援していく」
というような感じです。
これで準備は完了。次のステップがラストです。
ステップ5.あなたの「好き」に生きよう。
このステップは単純明快です。
ステップ4で自分の大切な価値観が形になったら、それを実現するように生きる。
ただそれだけです(笑)
ステップ4で作った。
「相手の良い所を讃え、人の成長をユーモアを持って応援していく」
という価値観。
この価値観を実際の人生、商売や学校や家庭で形にするという事です。
つまり
「相手の良い所を讃え、人の成長をユーモアを持って応援していく」という意識で商売をする。
「相手の良い所を讃え、人の成長をユーモアを持って応援していく」ような人として家族と接する。
「相手の良い所を讃え、人の成長をユーモアを持って応援していく」という学生生活を送る。
という事。
24時間、365日を、あなたの「好き」に生きていく事。
あなたの「好き」をあなたの「人生」や「商売」で「体現」する事。
あなたの「好き」を表現可能な職業や生き方を選択し、その中であなたの「好き」をできる限り表現していくという事。
これこそがこのステップ5というものです。
あなたにとっての最高な人生。
是非楽しんで下さいね。
そもそも「好きな事・やりたい事」って何だろう?
そもそも
「好きな事・やりたい事」
って何なんでしょうか?
少なくない人は
「職業名」
として捉えているようです。
例えば
サッカー選手になりたい。
ケーキ屋になりたい。
歌手になりたい。
というような。
別にそれが悪い訳ではありません。
でも、それだけだと正直言って、浅い。
それだけでは
「夢に生きる・やりたいことをやって生きる」
という事の素晴らしさのほんの一部しか享受できないどころか、大きな問題が出てしまう時があるんです。
それは
叶わなかった時に人生を見失ってしまいかねない。
という事。
サッカー選手になりたかった。でもなれなかった。
ケーキ屋になりかった。でもなれなかった。
歌手になりたかった。でもなれなかった。
そんな状況に陥ってしまうと、多くの人は落ち込んだり、自分や誰かを責めたりしてしまいかねません。
そして最悪、自分自身の可能性を諦めてしまうんです。
でも、ステップ1〜4によって、
あなたの「好きの根本」
を明確にしておけば、仮に夢が破れて落ち込んでしまったとしても、その先の人生を新たに切り拓いていく事が可能になります。
例えば
サッカー選手になりたかった。でもなれなかった。
↓
だから「サッカーが好きな理由」を活かして飲食店を始めた。
ケーキ屋さんになりかった。でもなれなかった。
↓
だから「ケーキが好きな理由」を活かして子供向けのカウンセラーになった。
歌手になりたかった。でもなれなかった。
↓
だから「歌が好きな理由」を活かして雑誌記者になった。
このように、仮に夢に破れたとしても、
「好きの理由につながる新たな夢」
を見つけ、その道を意気揚々と歩んで行ける。
のです。
本当の意味で
「夢に生きる・やりたいことをやって生きる」
事ができると、このような人生を生きる事ができます。
この「好きの理由」
つまり
「あなたの大切にしたい事」
つまりブランドで言えば「コンセプト」と言えるものです。
この「コンセプト」を形にできるものであれば、ある意味何をしたっていい。
僕はそう思っています。
「あなたの大切にしたい事」につながっているのであれば、何だって、あなたの「夢」、あなたの「やりたい事」になりうるのですから。
実際に僕は今
・カウンセラー
・メンタルトレーナー
・コピーライター
・デザイナー
・コンサルタント
・セミナー講師
・カメラマン
・ダイエットトレーナー
・・・
といった仕事をしています。
僕を知らない人が見れば、これらは何の関係のない別種の職業に見えるでしょうし、人によっては僕は軸の無い根無し草のようにも見えるでしょう。
しかし僕にとっては、これらすべてはひとつの
「コンセプト」
つまり
「僕自身の大切にしている事」
に繋がっているものです。
だから、一見全然違う仕事でも、個人的には「ひとつの事」をしているつもりなので、何の違和感も無くそれぞれに集中できるし、それぞれでクライアントさんに喜んでいただけるのです。
おわりに:今回僕が伝えたい事
さて、ここまで色々お伝えしてきましたが、今回の記事で僕の言いたい事、それは
夢に終わりなんて無い
という事。そして
やりたい事に限りなんて無い
という事です。
「職業名」に縛られず、あなたがあなたの「好き」を大切にして生きる。
そうすれば、あなたの人生に限界などありません。
そしてこれこそが、あなたが
「夢に生きている」
「やりたい事をやっている」
という事。
あなたの人生が夢に溢れた、やりたい事だらけのものになりますように。
阿部 龍太
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