ブランディングで得られる3つの「美味しい事」

「ブランドデザイン」科

「ブランド」ってよく分からない…

多くの人がそんな意識を持っているようです。

もしかしたらこれを読んでいるあなたもそうかもしれません。

 

先日も、とあるお店を経営している方から

「ブランドみたいなよく分からない事より、お客様が食いついて離れないマーケティングを知りたい」

と言われましたが、まさにそれが

「ブランド」が提供してくれるもの

だったりするんですよね。

 

残念ながらこの方は「ブランド」というものをきちんと知らない事で、売上アップの機会を失っている訳です。

嗚呼、なんてモッタイナイ。

 

という訳で、今日はその

「よく分からないブランドというもの」

について、少しお伝えしようと思います。

 

さあ、今日もこのお二人に登場していただきましょう。

 

ニャオ・ブランドー(♂)

猫界の頂点に成り上がるべく、ブランディングが必須だと考えている猫。

好きな食べ物はしらす。今まで食べたしらすの数は覚えていない。

なお某漫画のキャラクターとは何の関わりもない(荒木先生ごめんなさい)

 

阿部龍太(♂)

エコブラ塾長。

ブランディングプランナーとして、経営者や商品等のブランディングをサポートしているヒト科オッサン目。

好きな食べ物はお鮨。赤身と光り物が特に好き。

愛読書はもちろん『ジョジョの奇妙な冒険』(特に2部・5部・7部)

ニャオ・ブランドー

ねえ、塾長

 

エコブラ塾長・阿部

何ですかニャオさん?

 

ニャオ・ブランドー

塾長は「ブランディング」というものを教えているニャ?

 

エコブラ塾長・阿部

はい。そうです。

 

ニャオ・ブランドー

それって、美味しいのかニャ?

 

エコブラ塾長・阿部

は?

何です?薮から棒に?

 

ニャオ・ブランドー

いやニャ、ブランディングというものがどんな風に美味しいのかどうかを知りたいのニャ。

例えば「しらす」を口にすれば、あのふんわりとした磯の香り、塩気と甘み、そしてほんのりとした苦みと甘美な食感とが渾然一体となって口の中を駆け巡って・・・

・・・

 

ンまぁーーーーいっ!!!!!

『ハーモニー』っつーんですあ〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!!

食えば食うほど、もっと食いたくなるぞッ!こりゃあよおーーーッ!!!

(虹村億泰:『ジョジョの奇妙な冒険 第四部』)

 

ニャオ・ブランドー

ってなるニャ。

こんな風に「ブランディング」にどんな「ンまぁ〜い事」があるのかをきちんと知っておきたいニャ。

 

エコブラ塾長・阿部

億泰くんの食レポですか(汗)

でもおっしゃる事はわかります。

ブランディングが与えてくれるメリットについて知りたいという事ですね。

 

ニャオ・ブランドー

そういう事ニャ。

ンまぁ〜い所をよろしく頼むニャ。

 

エコブラ塾長・阿部

分かりました。

ではブランディングのメリットについてお伝えしましょう。

一言で言うならば

エコブラ塾長・阿部

「楽に儲け、楽しく生きる事の実現」

となります。

 

ニャオ・ブランドー

「楽して儲ける」

だなんて、まるでジョセフと戦った時のカーズみたいな事言ってるニャ。

「俺は楽をしてしらすを食したいのだ!」

ってニャ。

 

エコブラ塾長・阿部

「俺は楽をして貴様を殺したいのだ!」ですよ。

どれだけしらす好きなんですか。

エコブラ塾長・阿部

なぜ「楽して儲け、楽しく生きる」事ができるのか。

それをこれから説明していきます。

 

 

ブランドの「ンまぁ〜い!」事(その1):売上の向上

エコブラ塾長・阿部

ブランディングの「ンまぁ〜い!事」

ひとつめは単純に

「売上が確実に上がる」

という事です。

 

ニャオ・ブランドー

ブランドが構築できれば、より多くの人に買ってもらえる、という事かニャ?

 

エコブラ塾長・阿部

そうです。

「ブランド」によって「お客様」が「ファン」になってくれます。

ニャオさんしらす好きですけど、特にどこのしらすが好きですか?

 

ニャオ・ブランドー

静岡産のしらすッ!

沼津港で食べたしらす丼の味は今でも舌が覚えてるニャ。

 

エコブラ塾長・阿部

なるほど。ニャオさんは静岡産のしらすのファンなんですね。

そうなると、他の産地のしらすと、静岡産のしらすが並んでたら、どちらを選びますか?

 

ニャオ・ブランドー

そりゃ、静岡ニャ。

高くても選ぶニャ。それだけの価値があるからニャ。

そんなの確実!そうコーラを飲んだらゲップが出るっていうくらい確実ニャッ!

 

エコブラ塾長・阿部

でしょう?

それだけ「ブランド」というものは、その「ファン」になってくれた人の心を引きつけるのです。

エコブラ塾長・阿部

ブランドを構築する事によって「ファン」がついてくれるようになる。

エコブラ塾長・阿部

そしてそのファンが「選択してくれる」

つまり「買ってもらえる」ようになる。

エコブラ塾長・阿部

商品によっては、リピートしてくれたり、新たなお客様を紹介してくれるようになる。

エコブラ塾長・阿部

だから価格競争に巻き込まれる事もない。

他と比べて高くても(もちろん適正であれば)買ってもらえるのですから。

エコブラ塾長・阿部

だから売上が確実に上がる。

コーラを飲んだらゲップが出るっていうくらい確実な事なんですよ。

それがブラディングの「ンまぁ〜い!」事のひとつめです。

 

 

ブランドの「ンまぁ〜い!」事(その2):コストの低下

エコブラ塾長・阿部

ブランディングの「ンまぁ〜い!事」

ふたつめは

「コストの低下」

という事です。

 

ニャオ・ブランドー

広告出したり、セールスしなくてもいい、という事かニャ?

 

エコブラ塾長・阿部

その通りです。

「その1」で「ファンになってもらえる」という話をしましたが、そうなると色々なコストを下げる事ができます。

 

エコブラ塾長・阿部

例えばニャオさんが言ってくれたような「広告費」なんかはまさにそうですね。

ニャオさんが沼津港のしらすをご指名するように、

「あなたの商品を買いたい」

「あなたから買いたい」

と言ってくれるファンがついてくれるようになれば、商品やビジネスモデルによっては、広告費ゼロも不可能ではないでしょうね。

エコブラ塾長・阿部

実際に、かのP.ドラッカーは

 

「優れたマーケティングはセールスを不要にする」

(P.ドラッカー)

 

エコブラ塾長・阿部

という言葉を残していますが、この

「優れたマーケティング」

これこそがまさに「ブランディング」を表していると僕は考えています。

 

エコブラ塾長・阿部

究極のブランディングは

「(商品名)が入荷されました」

って言うだけで買っていただけるようにする事です。

エコブラ塾長・阿部

広告やセールスが一切不要になる。

もちろん理想論ですが、それに近いブランドって結構あるでしょう?

コストをかけなくても、お客様が買ってくれるようになる事は不可能じゃないんです。

 

ニャオ・ブランドー

確かに静岡のしらすなら、

「入荷されました」

って聞いただけで買いに行くニャ。

美味しいのもう分かってるもんニャ。

 

エコブラ塾長・阿部

ファンが増える事によって、例えば売り手がセールスしなくても、お客様は買って下さるし、もっと言えばお客様が営業してくれるようになります。

(もちろん商品やビジネスモデルによっては逆にファンになるが故に口コミされないものもあります)

 

ニャオ・ブランドー

確かにこないだ、沼津港のしらす丼を、我がライバルのジョニャサンに紹介したニャ。

そんな風にファンが勝手に増えていったら確かに売り手側は楽になるニャ。

最近あったかくなってきたし、窓際でゆっくり寝られるニャ。

 

エコブラ塾長・阿部

それが許されるのは猫だからですよ(笑)

まあ確かにひなたぼっこは気持ちいいですけどね。

エコブラ塾長・阿部

真面目に考えると、労力が減って楽になったら、その分、さらに「力を集中すべき所」に力を注ぐ事ができますよね。

例えば商品の質を高めたり、

サービスの質を高めたり、

新しい企画を立ててみたり、

色々な事を新たに始められます。

もちろんニャオさんの言うように、身体を休めたり家族と時間を過ごすというのも重要ですよね。

 

ニャオ・ブランドー

そうなったら、さらにファンが増えるんじゃないかニャ。

いい事づくめニャ。

 

エコブラ塾長・阿部

そこなんですよ。

ブランドとは「善循環」を作ってくれるものなんです。

 

ニャオ・ブランドー

善循環?

 

エコブラ塾長・阿部

そうです。

つまり

1.お客様を幸せにする。

2.それによって、自分も幸せになる。

3.それによって、さらにお客様が幸せになる。

4.それによって、さらに自分も幸せになる。

5.3に戻る。

というような善循環。

これこそが、ブランドの力なんですよ。

 

ニャオ・ブランドー

いい事づくめニャ。

幸せの無限ループニャ。

 

エコブラ塾長・阿部

ニャオさん、いい事言いますね!

そこにシビれる!あこがれるゥ!

 

エコブラ塾長・阿部

この「善循環」によって、「コストの低下」が実現でき、その分さらにファンを増やすためにそのコストを使う事ができる。

まさに「幸せの無限ループ」

それがブラディングの「ンまぁ〜い!」事のふたつめです。

 

 

ブランドの「ンまぁ〜い!」事(その3):スタッフの質の向上

エコブラ塾長・阿部

ブランディングの「ンまぁ〜い!事」

みっつめは

「スタッフの質の向上」

という事です。

 

ニャオ・ブランドー

それは、スタッフもファンになってくれるから、という事かニャ?

 

エコブラ塾長・阿部

そういう事です。

ブランドを築くという事は、

「自分の意志を明確に示す」

という事です。

自分の理想とする世界、進むべき道を明確に示すという事です。

であれば、それに合う人が自然と集まるようになります。

そういう人が「ファン」になってくれるのです。

 

ニャオ・ブランドー

自分が打ち出している価値観に合う人が来てくれて、そうでない人は来なくなる、それはお客様もスタッフも同じという事なんだニャ。

 

エコブラ塾長・阿部

そういう事です。

「自分の仕事が好き」

「自分の会社が好き」

「お客様が好き」

そんな人が何も考えない訳が無いじゃないですか。

いい仕事しない訳が無いじゃないですか。

 

エコブラ塾長・阿部

逆に、もし自分の価値観と合わない人ばかりが来る、という場合は、打ち出しているブランドのメッセージがおかしいからなんですよ。

 

ニャオ・ブランドー

そうなると、スタッフの教育のコストも下げられる、という事になるニャ。

世間一般の社員研修とかいらなくなるニャ。

 

エコブラ塾長・阿部

まさに!その通りです。

そしてその分、さらに別の研修やサポートでスタッフのレベルアップを図る事ができますよね。

 

ニャオ・ブランドー

そうなるとまた「幸せの無限ループ」突入だニャ。

 

エコブラ塾長・阿部

その通りです。

お客様も喜ぶ。

スタッフも喜ぶ。

そうなれば売上も上がる。

本当に「ブランディング」って、いい事づくめなんですよ。

エコブラ塾長・阿部

「類は友を呼ぶ」

という言葉がありますが、自分が打ち出した「世界」に共感した人、その「世界」に合った人が集まってくる。

ざっくりした例えですが、そういう状況になる訳です。

エコブラ塾長・阿部

自分に合ったお客様だけではなく、自分に合ったスタッフが来てくれて、互いに喜ばせ合って、売上の更なる向上に繋がる。

それがブランドの「ンまぁ〜い!」事のみっつめです。

 

 

ブランドの「ンまぁ〜い!」事(おまけ):ビジネスと人生の「再定義」

ニャオ・ブランドー

ニャるほど。

確かになかなか「ンまぁ〜い!」事だニャ。

 

エコブラ塾長・阿部

で、今3つって言いましたけど、これらは広く世間一般で言われている事なので、別に目新しいものでも何でもないんですよ。

ただ個人的には実はもうひとつ加えたいと僕は考えています。

そして個人的にはこれが一番根本にあるものだと思うのです。

 

ニャオ・ブランドー

もうひとつ?

一番根本?

どんな事ニャ?

 

エコブラ塾長・阿部

それは

「自分自身が楽しく生きられる」

という事です。

エコブラ塾長・阿部

僕の言う「エコ・ブランディング」とは

自分の特性を発揮する、つまり

自分の好きな事、できる事で他人の役に立つ

という事を追求しています。

 

エコブラ塾長・阿部

情熱を持てる事、納得できる事をして、他人に喜ばれる

それって最高に幸せな事じゃないですか?

 

ニャオ・ブランドー

確かに美味しいしらす食べて、周りに喜んでもらえたら最高だニャ。

 

最高に「ハイ!」ってやつだアアアアアアハハハハハハハハハーッ!

(DIO:『ジョジョの奇妙な冒険 第三部』)

 

ニャオ・ブランドー

って感じだニャ。

 

エコブラ塾長・阿部

そこまでハイテンションじゃなくていいですけど、やはり

「苦しい・意味不明・つまらない」

そんな人生ではモッタイナイと思うのです。

 

エコブラ塾長・阿部

少しでも楽しく、少しでも意義を感じ、少しでも笑顔になれる。

そう、言うならば

「ビジネスの、そして人生の再定義」

それが僕がお伝えしている

「エコ・ブランディング」

というものです。

 

エコブラ塾長・阿部

あなたのビジネスを、そして人生を、最高のものに「再定義」する。

まずあなたがそんなビジネス、そんな人生を目指す事。目指すと決める事。

それがあなたの「エコ・ブランディング」の第一歩なんです。

 

ニャオ・ブランドー

よしッ!最高の人生、いや猫生を目指すニャッ!

じゃあまず、沼津港のしらす丼をしらす大盛りで喰らうニャッ!

そして億泰君ばりに叫ぶニャッ!

「ンまぁ〜い!」ってニャッ!

 

 

編集後記

いかがでしたか?

ブランドがもたらす3つのメリットとプラスαについてお伝えしました。

 

ファンが増えて、

無駄なコストを下げられ、

質のいいスタッフが来てくれ、

それらによってあなたの商売がさらに確固としたものになる。

顧客・スタッフ・あなた自身の「善循環」を生み出せる。

 

そして、自分の人生に納得し、楽しんで生きる事ができる。

 

そんなビジネスをあなたにしてもらいたい。

そんな人生をあなたに生きてもらいたい。

いつも僕が考えているのはこのふたつの事です。

 

だってあなたにはそれだけの可能性があるのですから。

 

あなたが素敵なブランドを構築できますように。

 

阿部 龍太

 

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