言っちゃった…「あなたの商売が失敗するのは(歪んだ)向上心があるから」

「ブランドデザイン」科

いやあ、言ってしまいました。

って、いきなり何の事かと思いますよね。

 

最近、お仕事のお問い合わせを受けたんです。

3社さんほど。

 

業界も規模も全然違う企業さん。

本当に有り難い事です。

 

しかし結果として、僕はその有難いお問い合わせを全てお断りさせていただく事になりました。

 

(正確にはそのうち1社さんはもう一度お逢いする事になっていますが、既に一度お断りしています)

 

その理由が、あなたのお役に立てるかと思いましたので、今回シェアさせてもらおうと思います。

 

 

せっかくのお問い合わせでしたが…

せっかくお問い合わせをいただいて、しかも

その内の1社は結構な高待遇で

別の1社は全国的な規模のお仕事で

有難くもこの僕なんぞにお問い合わせ頂いたのですが、やんわりと、そして力一杯お断りさせていただきました。

 

その理由、それは

 

「絶対に上手くいかないプロジェクトだった」から。

 

僕はクライアントさんの成功をサポートする事を仕事にしています。

クライアントさんが望む場所に辿り着く。

そのための道を一緒に考え、共に進むのが僕の仕事です。

 

例えばもし、クライアントさんと頂上に向けて登山をしていたとして、歩いている道の先に崖があったら、

「その先は頂上ではないですよ。そのまま進んだら崖ですよ」

と伝える。

もし、その僕の声を無視してそのまま落ちてしまう事を選択するなら、それなら別に僕は存在理由が無い訳です。

 

今回声をかけてくださった企業さんは、まさにこれに当てはまっていました。

つまり

 

「絶対に上手くいかない理由」

 

というものがあって、それを指摘しても修正するつもりが無い。

つまり

 

「その商売を成功させようという気持ちが無い」

 

であれば、僕は役に立たない。

よって、お断りさせていただいた、という事に相成った訳です。

 

で、この

 

「絶対に上手くいかない理由」

 

というものが、今回あなたにシェアさせてもらうものだったりします。

 

 

絶対に上手くいかない「理由」

せっかく頂いたお問い合わせを断った理由。

彼らの商売に蔓延っていた「絶対に上手くいかない理由」

あなたの商売の成長に役立つその理由。

 

それをこれから説明しましょう。

 

さて、お問い合わせくださった3社さんは、業種も規模も全然違っていましたが、ひとつだけ共通するものがありました。

それは

 

「●●(彼らの商品)の売上を上げたい」

というご希望を持っていた。

そして、そのための「ノウハウ」を求めていた。

 

という点です。

 

ここで言う「ノウハウ」とは文字通り「know-how」つまり

 

「何」を「どのように」行えば、望むものを得られるのか?

 

を伝えるものです。

 

もちろん、「ノウハウを求める事」が悪いと言う訳ではありません。

望むものを得るためには当然「そのためにすべき事」があります。

そしてその「そのためにすべき事」を、高い質で実践するための「方法」というものがある訳です。

 

例えばサッカーで言えば、「パス」や「ドリブル」や「シュート」等々、上達するためには色々な「すべき事」があります。

そして、その中の「ドリブル」の質を高める、つまり上達させるためには、スピードの緩急をつけるとか、リズムを作ったり壊したりするとか、相手との駆け引きとか、色々な細かい「方法」がある訳です。

そういった「方法」を知っているのと知らないのとでは、上達のレベルやスピードが違ってくるのは明白です。

 

ですから、こういった

「欲しいものを得るために必要な方法」

すなわち

「ノウハウ」

を求める事は、何も問題ではありません。

向上心の現れのひとつだと思っています。

 

 

でも、これこそが、僕がお問い合わせを断った理由だったのです。

どういう事なのでしょうか?

 

 

歪んだ「姿勢」

既にお伝えしているように、ノウハウを求める事は悪い事ではありません。

むしろ「向上心」の現れと言ってもいいでしょう。

 

しかし、そのノウハウを求める「姿勢」によっては、ノウハウを求める事が、プロジェクト成功の足を引っ張ってしまいかねないのです。

言わば「歪んだ向上心」がベースにあると、大変な事になる、という事です。

 

その「姿勢」とは、一言で言うならば

 

「ノウハウだけあればいいと思っている」という姿勢

 

というものです。

 

この「姿勢」があると、せっかくのノウハウを活用できないどころか

 

「絶対に上手くいかないプロジェクト」

 

というものが生み出されてしまいます。

 

一体、どういう事なのか?

それを次回、お伝えしようと思います。

 

 

阿部 龍太

 

 

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