あなたの商売が上手くいかないのは「これ」が無いからかも。

「ブランドデザイン」科

「絶対に失敗する商売は、歪んだ向上心から生まれる」

 

という話を、前回お伝えしました。

 

言っちゃった…「あなたの商売が失敗するのは(歪んだ)向上心があるから」
いやあ、言ってしまいました。 って、いきなり何の事かと思いますよね。 最近、お仕事のお問い合わせを受けたんです。 3社さんほど。 業界も規模も全然違う企業さん。 本当に有り難い事です。 ...

 

この中で

 

「ノウハウだけあればいいと思っている」

という歪んだ姿勢があると、せっかくのノウハウを活用できないどころか

「絶対に上手くいかない商売」

というものが生み出されてしまう。

 

だから僕は、そういうプロジェクトのお手伝いはしない。

 

という事をお伝えしています。

 

ではなぜ、このような「歪んだ姿勢」では「絶対に上手くいかない」のか?

その理由を今日はお伝えします。

 

 

「絶対に失敗する商売」が持つ「二つの要素」

「ノウハウだけあればいい」

という意識がなぜ

「絶対に失敗する商売」

に繋がるのか?

 

その理由は大きく分けて2つあります。

それは

 

・目の前しか見られない短絡的視点

・自社の売上しか考えられない狭小な視野

 

というものです。

 

「目の前しか見られない短絡的視点」

しかない状態では、中長期のビジョン、そして己が進むべき道(ミッション)といった

 

持続的な視点

 

がなく、そのため一貫性の無い、場当たり的な行動に陥りがちになります。

 

もちろん、今の世界は非常に速いスピードで変化し続けています。

だから、朝令暮改ではないですが、Aという方向性が突然Bになったという事は起こりうる事だし、柔軟性という意味ではむしろ必要な事です。

 

しかし、あくまでも「土台」があってこその柔軟性。

「どのような方向に向かって進んでいくか」

という方向性があってこその方向転換です。

 

「効果的な変化」と「場当たり的な行動」は全くの別物です。

ここをきちんと理解していないと、本をたくさん読んだり、数多くのセミナーに行ったり、多くのコンサルタントを雇ったりしても、はっきり言って無駄になってしまう事が少なくないのです。

 

そして

「自社の売上しか考えられない狭小な視野」

しかない状態では、

 

自分の利益だけ

 

を考えるようになり、

 

他者の利益

 

つまり、お客様や地域やこの世界の利益を考えられなくなってしまいます。

 

冷静に考えてほしいのです。

あなたの会社の利益は、何から得られるのでしょうか?

何かを販売している企業であるならば「お客様が買ってくれた売上」から得られるものですよね?

 

しかし、それを忘れてしまう人があまりにも多すぎる。

 

お客様に対する興味が無い。

自分の周りの環境に対する興味が無い。

自分にしか興味が無い。

 

そういった「自分さえ良ければいい」という発想

その結果、何が起こるのか?

僕が言うまでもなく、多くのニュースで明らかになっていますよね。

 

これら2つの要因。つまり

 

・目の前の商品だけ売れればいい。

 

・自社だけ儲かればいい。

 

そういう「歪んだ姿勢」でどんなノウハウを使おうとも、どんな人材を使おうとも、ろくな事にならない。

一発花火を打ち上げる事はできるかもしれないけれど、その後の後始末がとんでもない事になる場合もある訳です。

 

「どんな商品が売れるのか」

という、

 

商品やサービスありきの発想

 

ではなく、

 

「誰を喜ばせたいか」

「そのために、自分たちはどうあるべきか」

 

という、

 

人ありきの発想。

 

これが「歪んだ姿勢」を整える、第一歩です。

 

こういう姿勢が無ければ「ブランド」になんて、絶対になれない。

僕はそう考えていますし、そういう仕事は無駄とは言わないけれど、何の意味があるのか僕には分からないのです。

 

だから僕は、こういう「絶対に上手くいかない仕事」は断る事にしています。

 

 

僕がお手伝いしたい仕事とは

僕がお手伝いしたい仕事をひとことで言うならば

 

誰かを喜ばせる。

それによって売上を上げるという仕事。

 

というものです。

 

相手を踏みつけ、奪うのでもなく、

自分を押さえつけ、苦しむのでもない、

自分も相手も、笑顔になれる、

 

そういう仕事。

そういう商売。

これをするために今、僕は、生きています。

 

もちろん「ブランドを作る」という事は、楽な事ではありません。

時間も労力もかかります。

 

例えば今、日本でも最も「ブランド力」を持っている一人でもあるキングコングの西野亮廣さん。

彼が運営しているオンラインサロン(月額1000円)の会員は10000人を超えているそうです。

2018年1月にスタートしたとの事ですので、たかだか9ヶ月で彼は月商1000万円(しかもそれが継続する)というブランドを一個人として構築した訳です。

 

ただ、彼はそうなるまでに、

 

芸人としてデビュー(1999年)し、多くのテレビ番組に出演。

その後テレビから敢えて一線を画し、絵本作家としてデビュー(2009年初出版)

また、その間にブログを立ち上げ、毎日更新(西野公論:2005年11月21日〜2010年7月3日)

(参考:wikipedia

 

・・・というような、非常に緻密な土台を作ってきています。

彼のような才能豊かな人でも、これだけの土台を作っているのです。

 

このように、力のあるブランド、すなわち

「自分も他者も喜ばせられるブランド」

を構築するには、一朝一夕では足りません。

 

時間はかかるかもしれないけれど、人を喜ばせ、それによって自分も喜び、この世界を1mmでもより善いものにできる商売。

そういう商売を広めていきたいし、そういう仕事であれば、喜んでお手伝いします。

 

「今がどういう状態なのか」は関係ありません。

今のあなたが億万長者だろうが、一文無しだろうが、経営者だろうが学生だろうが、何の関係もありません。

 

未来をどんな風に楽しくしたいのか。

誰にどんな風に喜んでもらいたいのか。

そのために、自分はどうあるべきなのか。

 

そういう気持ちを持っているあなたと一緒に、この世界を楽しんでいきたい。

そんな風に思っています。

 

 

阿部 龍太

 

 

コメント